困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙が乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。
「暗幕のゲルニカ」などで有名な原田マハさんの書いた主人公の仕事や恋での成功や葛藤を通じ「言葉」の力を感じる1冊です。
要所要所で繰り出される背中を押される言葉も楽しめる。そして、主人公であること葉が言葉の威力・魅力に気づき、彼女自身が言葉で変わっていく姿に勇気をもらいます。
一歩を踏み出す時、そんな日はいつでもお日柄が良いのかもしれない。そんなことを思わせてくれる本です。
花や木々も蕾も開き始め、暖かくなる春に、心暖かくなる「本日は、お日柄もよく」がぴったりです。