あしたへの道

日々の雑記

日本人ははっきり物申さない?

ベトナムに来てから早いもので3カ月が経ちました。来る前に想像していた100倍は忙しいです。。。

何か行動する前に色々考えることがありますが、当てにならないことが多いと実感してます。

 

さて、海外に行くと日本人ははっきり物を言わないとよく言われます。日本は本音と建前があるので、ズバズバ言うことをあまりしないのも事実ですが、そもそもズバズバ言うことがそんなにいいことなのか?

 

自分が経験したエピソードから考えてみる。

私が働いている会社では8時からmorning discussion という決められたテーマについて、みんなで話し合いをする研修を行っている。

 

遡ること3月前ほとんど全員のスタッフが時間通りに来るのにローカルマネージャーがいつも5分ほど遅刻していた。私は上司にローカルマネージャー指摘するよう進言したところ、言うと辞めちゃうから言えないんだよね〜とあっさり。

 

 

ここで問題になるのは彼が来ないことで朝の研修の文化が徹底されないこと。そして私に求められる結果は彼が定時にくるようになること。

 

言い方を選ばなければ、「マネージャーなんだから来んかい」と一喝する事も可能であるが、1番欲しい結果は上記の通り、彼が定時に来ること。

 

私は彼をランチに誘って苦手なベトナム料理を食べながらこう言った。

「あなたが来ない間みんなが何やってるか知ってる?

みんなはあなたの意見を聞きたくて、朝時間通りに来て待ってる。あなたは資格も持ってて経験もあってマネージャーだ。部下は君に憧れているんだ。部下の思いに応えられたら、もっと良いマネージャーになれると思うけどね、まああなた次第だけどね。」

 

 

結論から言えば、彼は時間通りに来るようになった。

1番重要なことは国籍に関係なく相手に配慮のある言葉で伝える事だと思う。

ズバズバ言わなきゃいけない時はある、しかし何でもズバズバ言えばと良いわけではない。

 

バックグラウンドが違っても配慮を忘れずに接していきたい。このケースは私の中で小さい成功体験になっている。